Sunday, June 05, 2011

blog - Seoul 2011: そして次へ

(※ホテルで思索に耽る)

刺激あふれる旅だった。よく話し、よく笑い、よく食べた。韓国と日本のことを考え、世界を想った。わたしたちにはできるはずだし、やらなきゃと思った。

わたしはわたしの使命に徹する。その中でアジアを中心としたグローバルでの活躍が果たされなければならない。わたしは一歩一歩準備を進める。凡人には凡人の進め方がある。

ハングルはかろうじて読むことができたくらい。会話は挨拶のみ。言語の習得は簡単ではないし、わたしはわたしにそんなに期待していない。わたしはわたしがやるべきことをやる。

9月頃には台湾に行こう。来年2月にベトナム。そして仕事で上海とイタリア。ますます活動的に人生を送らなければならないし、仕事においても勝負のときは迫っている。真剣に生きよう。彼らに負けないように。彼らと笑顔を交わせるように。

blog - Seoul 2011: 食文化

(※ウナギを焼いて、切って、野菜で巻いて食べる)

(※絶品サムゲタン)

韓国料理はあまり好きではなかった。辛いし、マッコリがあまり好きになれなかったからだ。でも焼肉は食べるし、韓国旅行が決まってからはその料理を食べるのを楽しみにしていた。その国の文明を理解するにはその食文化を理解することが必要不可欠だ。だからわたしは食べた。食べ過ぎなほどに食べた。

チゲ、ウナギ、サムゲタン、冷麺、ビビンバ、その他屋台の揚げ物。箸の置き方や、年齢の上下による礼儀作法、キムチなどの出され方、専門的が多く総合店はほとんどないことなどがとても刺激的だった。辛すぎるのは苦手だが、辛いのはある程度好きなのでおいしくいただいた。特に専門店で食べたサムゲタンは雰囲気、付け合わせを合わせて最高だった。

事情により屋台と焼肉に行けなかったのが心残りだが、心残りがあるぐらいがちょうどよい。

blog - Seoul 2011: ファッション

(※イデ構内)

事前にKARAと少女時代をYouTubeで研究したが、まあそれはどうでもいいが、韓国の若者のおしゃれ事情を知るのも旅の小さな目的の一つだ。女性の観察結果を口走るととても怒られることが多かったのでここでそれは控えるが、似ているようで似ていない顔や体型を興味深く眺め(もちろんかぶる部分も大きい)、日本と待った違うファッションを見ると流行という動態に改めて感心してしまった。

文化研究の一環で名門女子大の梨大(イデ)を見てきた。中に入れるということだったのでカフェテリアまで入った。ミニパンツの学生が多かったが、いやそれは別の話だが、目が爛々と燃える学究の徒を見るにつけ、韓国の教育レベルの高さと、今後の発展の予感に考えを及ぼさざるを得なかった。

みんな楽しんでいた。

blog - Seoul 2011: インフラ


旅の目的は韓国の人々を知ること、街を知ること、それによって韓国という国に対する理解を深めること。グローバリゼーションが進展する中で、わたしが隣国を訪れていなかったということはあり得ないことだった。わたしはグローバルにコミットしている。

その首都のそのインフラを知ることはその国の文明度の一端を知る手がかりになる。わたしたちは見た。その鉄道、その道路、その建築物、その店舗、その信号、その什器を。わたしたちはタクシーを使わずに歩きまくり、360度観察しまくり、二日間とちょっと、その国を知るために時間を使った。

そのインフラはわたしの予想を超えて発達していた。東京を超える部分もいくつかあった。巨大でデザイン性のあるビルディングをいくつも見た。その地下鉄は発達していた。走る車は新しいものばかりで(軽自動車がほとんど走っていなかったような。。法規制?)、道路もよく整備されていた。

総括するとわたしは吃驚した。

blog - Seoul 2011: 人々

(※江南のビル群。一番右がサムソンの本社かな)

まず最初に記するべきは、中国に旅行したときと同様に、その人々に対する印象だ。これは事前に予期していたように、どんな人ととも同じように、その中に入って知ろうとしなければ知れないことで、彼らもわれわれと同様に笑い、ふざけ、真剣に生き、人生を楽しんでいるということだ。

電車で道を譲ってくれる人がいた。ガイドブック片手に立っていると声をかけてくれた人がいた。写真を二人で自分たちで撮っていたら撮ろうかと言ってくれた人がいた。町外れで入った韓国料理屋で親切にしてくれたおばさん。街で笑顔で返してくれた人たち。

国という枠組みで考えるからおかしくなる。海の向こうから全くのよそ者として眺めるからおかしくなる。統計と部分的なニュースで全体を把握するからおかしくなる。われわれは同じ人間で、同じように考える。変わり始めるのは常に自分からだ。

blog - Seoul 2011


6/2 - 6/5の日程で韓国ソウルに行ってきました。妻と旅行に。

ただそれは単なる旅行ではなくて、このブログを書き始めたきっかけとなったニューヨーク旅行に端を発した世界を知るという重要な課題の重要な一歩な訳です。

ソウルで得られたものは多く、キムチは辛く、人々は柔らかかった。これからいくつかに分けて旅行記をまとめます。